LIFE&MUSIC 桧山建設綜業 代表取締役 檜山良秀

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見習いたい町 栗山

10日前になりますが、健康・省エネ住宅推進北海道協議会主催のセミナー第2弾を栗山町で開催しました。

P1100939 午後の開演前に町役場へ伺い、町長さんや役場の方たちと少しの時間懇談させていただいたのですが、この写真は役場の入口にあった、ゴミの分別回収箱。札幌よりもずっとキメ細かな分け方に感心させられましたし、町の顔ともいうべき役場の入口に、何の衒いもなく置かれているのが凄い。

P1100940 P1100942 役場の筋向いに、ケアラーのためのカフェというものがありました。元々町の施設だった建物を改装したようですが、雨模様にも関わらず多くの方が利用されていました。ケアラーというのは介護にあたる人のことで、要は在宅介護が増えて、介護する側にも息抜きや交流が必要であろうと設けられた場所で、町の社会福祉協議会が運営しており、営利目的ではないのでコーヒーや手作りケーキなど格安。奥の方では結構年配の方たちが麻雀に興じていたり。

バリアフリーという言葉が普及する前から町営住宅をバリアフリーで建てたり、独居老人の家の冷蔵庫に「いのちのバトン」なる、その人に万が一のときに必要な情報を書いた書類を保管するようにしてあるなど、先進的で画期的な試みを沢山行ってきたのが栗山という町です。

P1100949 P1100954

会場が駅舎の中にある立派な講堂だったのにもビックリ。あいにく物凄い豪雨に見舞われた午後だったので、満員になるはずの会場に空席が多かったのは残念でしたが、今回は北大の羽山先生と先回に続いて東京から駆けつけてくれた星先生という、最強の二人が講師でした。建築界を代表して登壇してくれた羽山先生は、気温と冬に激増する循環器系などの疾患の関係に、建築学者として我が国で初めて取り組まれた方で、そのデータは我々の活動の原点のひとつになっています。

星先生は公衆衛生の医学者として、住環境が健康に重要な役割を果たしていることを良く承知された方ですから、この先、他で再現できるかどうか、なんとかこの最強のコンビでのセミナーを、できるだけ多くの人に聴いてもらいたいと強く思いました。

P1100956  終演後の、関係者記念写真

中央の白いシャツ姿の方が、町の社会福祉協議会事務局長の吉田さん。元役場の職員で、この方こそが、見習いたい町栗山を作ってきた中心人物であり、あらためて敬意を表する次第です。

2015年9月12日(土) 12:10

PPKとNNK

P1100897 先月末の土曜午後、札幌市のコンベンションセンターにて、健康・省エネ住宅推進北海道協議会主催の、セミナーを開催しました。

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ナマ放送のない日時だったので、牧会長がご挨拶出来ました。そのとき初めて首都大学東京(旧東京都立大学)名誉教授医学博士の星丹二先生にお会いしました。

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、PPKとはピンピンコロリという意味で、要は平均寿命まで出来るだけ健康を保ち、介護や家族の手を煩わすことなくこの世からオサラバしましょうということで、星先生が広めた言葉です。

対するNNKは星先生の造語で、ネンネンコロリ。つまり長く寝込んでから亡くなることを表します。人としてどちらが幸せか言うまでもありませんが、長く国家レベルで医療に携わって来られた先生によれば、今の日本の医療には、あまりにも問題が多すぎるし、国民に知らされていないことも沢山あるということでした。

ここで具体的な内容の詳述はしませんが、多くの人にもっともっと聞いてもらいたい話でした。それよりも、先生の、真実を伝えたいという想いと、痛快な語り口に、すっかり魅了されてしまいました。めったに出会えない、人生の導師のような方でした。

檜山・北海道 043  檜山・北海道 045

セミナーの後少し時間があったので、ご自分でもクラリネットを吹くという先生が、我が家に立ち寄ったときのシャメを送ってくれました。先生本当にありがとうございました。

2015年9月8日(火) 19:33

水の話 その2

風呂の追い炊き配管の中が看過出来ないほど汚れている、らしいという話を最近聞いた。

昔の(石炭やガスの)風呂釜を憶えている人も少なくなったと思うが、あれは一本のパイプを浴槽面の上下二箇所に開けた穴につないでお湯を沸かす単純な構造だったから、掃除もそれほど難しくなかったと思う。

近年、給湯機(灯油,ガス,エコキュートなど)には、追い炊き機能付きの全自動タイプが多く使われていると思われるが、その追い炊き配管は風呂釜と違って一つ穴の複雑な構造になっている。追い炊き機能は付いていても、実際に追い炊きするかしないかは勿論各家庭で頻度の違いがあるだろう。

ところが、追い炊きを使わなくても、現実には、その一つ穴を通じて、浴槽のお湯は給湯機側に流れ、循環している。そこが問題なのである。使用者が自覚していなくても、配管には汚れが蓄積して行くという事実に、ほとんどの人が気づいていない。

偉そうに書いている筆者も、よく知らなかったこととはいえ、これは住宅の安全衛生とか住む人の健康の観点からも、放ってはおけないと思ったのであった。

いつものことながら、こういうことは、まず自分が試してみるのが一番と思ったが、我が家の給湯機は追い炊き機能が付いたものではなく、先の社員ブログに載っていたように、経理の清水の家庭で検証することが出来たのであった。

一番乗りは逃したが、されば、ということで、ジェット機能の付いた我が家のバスではどうか?という実験を行ってみた。

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この浴槽には6か所の噴き出し口があるが、吸い込み口のキャップの裏の汚れ具合はP1090850 こんなもの。

P1090855 カフェラテ状態とは言いえて妙。

殺菌と洗浄、二種類の薬剤を使うと、細菌の死骸だの、皮脂汚れ(垢のカス)だの、配管や浴槽に付着した水垢だのが、胸悪くなるくらい出現する。

我が家は、そもそも浴槽にお湯を張って入浴する頻度が、多分少なく(シャワーで済ますことが多いだけですから)、年齢的にも、今やそれほど脂ぎってもいないわけで、思ったより汚れ度合いは少なかったようだったが、それでも十分に気持ち悪い見世物だった。

こういう汚れを気にするかしないか、衛生や健康にどこまでお金をかけるかかけないかには個人差があるとは思うが、少なくとも子育て世代には知っておいてもらいたい情報だ。

2015年7月9日(木) 12:24

夜景

P10501052月1日から公開している、2014モデルハウス・イン・

ウェルピアの正面を、夕暮れ後に写してみました。豪邸っぽくて、なかなかいいでしょ?P1050117反対側は、屋根の上の太陽光パネルが黒っぽいせいか、外形が判然としませんが。

2階に人影が見えますが、お客様がファイナンシャルプランナーさんと相談中です。シビアな個人情報なので、もちろん我々はノータッチ。家を持つには、土地や建物プランを考えると同時に、と言うか、むしろ前に、先々のお金の心配を無くしておくことが、とても大切です。

2014年2月15日(土) 19:23

厳寒

年が改まって、あっという間に10日も過ぎました。年末年始にしっかり雪も積り、今は寒波に包まれていますが、そんな中でも現場は動いております。

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この時期、外回りの仕事の職人さんたちには、ほんとに頭が下がります。

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暖房養生しながらの基礎工事現場。コンクリートは、硬化してゆくときにセメント・水反応と言って発熱する性質を持っていますが、さすがに周囲温度が長時間平均マイナス5度以下にはならないようにしなければなりません。それでも近年、このように小屋掛けして、雪と寒さを防ぎながら、冬でも基礎工事を行うことも増えました。今は、3月4月入居を望むお客様が多くなったことと、施工対応も出来るようになったからです。30年くらい前には、建築の冬季施工など、ほとんど考えられなかったのですが、材料や工法の進化のおかげで、すっかり変わってしまいました。

2014年1月11日(土) 16:15

テレビを観た

どんな風に映ってるのかワクワクしながら、普段は仕事中で観ることのない時間に、キッズコーナーのモニターで、HBCの番組放送を、居合わせた社員全員で観た。

最新省エネエコ住宅特集、光熱費0円ということで、取り上げられた3件のうち一番最初に紹介されていた。ディレクターの質問に、前半お施主様の奥様が、後半は担当社員が答える形に編集されていたが、温度計を置いて、1階、2階、屋根裏とも同じ温度になっていることを見せるなど、かなり分かり易い仕上がりになっていた。ただ、スタジオの女性アナウンサーの説明の中で、太陽光パネルのコスト説明が、キロワット当たり約50万円と言うところで、平方メートル当たりと言っていたので、ずっこけたんだが。

ま、それでも、他の2件が、壁厚数十センチの無暖房住宅と、マンション断熱リフォームだったので、手前味噌ではあるが、我が社の特長が一番分かり易かったと思う。これをもって、高性能住宅が、結局はお得であることが、少しでも判ってもらえればと願う。

2013年10月24日(木) 19:00

十三夜は昨日だったっけ

P1030813

来週の土曜日に、一日だけ構造公開(中間発表会)予定の現場。夕暮れどきに立ち寄ったら、東の空に綺麗な月が出ていました。暦を確かめると、十三夜は昨日だったようですが、久々の快晴ならではの景色でした。それにしても、日が短くなって、手稲の山にも雪が降ったようですし、今年の冬の寒さや雪はどうなりますか。過酷な外部気象に負けない住まいを作るために、大工さんたちは、冷え込んできた夕方でも、がんばっておりました。

2013年10月18日(金) 19:01

無事に盲導犬になれるかな?

ここが涼しい20130708

昨年新築のお客様のところで、当初の希望通り、盲導犬にするべく、仔犬を預かっておられます。

まだ4か月のやんちゃ盛り。予定通り、晒の階段下が居場所になっているようです。

今日初めて会いましたが、4か月とはいえ、すでにジュリの倍はありそうで、力も強いこと強いこと。まだ子供なので、初めての人にも甘えまくり、はしゃぎまくります。果たして1歳までに盲導犬としての躾や落ち着きが備わるのかどうか?でも、そうなったらなったで、手放すときは辛いでしょうねえ。

2013年8月3日(土) 19:32

時代と共に

P1020509 いよいよ来週末グランドオープンの運びとなりましたショールーム(旧事務所)ですが、トイレもリニューアルしたわけで。

ところで、最近のトイレが大幅に節水されていることをご存知の方も多いでしょうが、便座の高さが上がっていることは、あまり知られていないのではないでしょうか?20年くらい前の便器と比べると、床からの高さが2,3センチ高くなっているのです。日本人の脚が長くなった?ためなのでしょうが。(そういえば、私も含めて、欧米の便器に腰かけると、もっと高くて、床から足が浮いた経験のある人もいるんじゃないでしょうか?)

足の長さのことは言ってもしょうがない話なんですが、近年の、床からの高さの上がった便器は、実は足腰に不安のある人にとって、大変ありがたいものだということをお知らせしたかったのです。このところの低温異常気象の影響か、私もひと月近く腰痛に悩まされているのですが、便座は高い方が、立ったり座ったりが全然ラクチンだということに、改めて気付きました。

それともうひとつ。洗面化粧台の高さ。これもとても重要で、中腰で顔を洗う際に、非常に大きな影響があります。かつて流し台の高さが80センチ標準から85センチ標準に変わって久しいわけです(厨房に立つ男子が増えた今は90センチにしたいくらいです)が、なぜ洗面の高さが未だに80センチ標準なのか不思議です。(それも、この春、85センチの商品がようやく出てきたりしていますが。)時代や年代の要求に応えられる住まいづくりには、まだまだいろいろなことがありそうです。

2013年5月16日(木) 12:05

化学技術の進化

P1010589

ずっと真冬日が続いていたましたが、今日は日中の気温がプラスになって、最近になく暖かな日でした。新築工事現場に入っていた外壁のコーキング屋さんに、暖かい日で助かったね!と声をかけたら、思いがけない答えが返ってきてビックリしました。

今使っているコーキングは、ロシアでも使えるくらい、外気温が低くてもなんともなくて、マイナス5度や10度くらいは余裕なんだよ。 ですって!

昔の話をしてもしょうがないけれど、かつては冬にコーキング工事なんて考えられなかったわけで、建築の工法だけじゃなく、材料もどんどん進化しているんですね。

ま、今は冬工事が当たり前になったから、それに対応せざるをえないと言えばそれまでなのか、それにしても、必要は発明の母とは、良く言ったものです。

2013年1月31日(木) 18:41

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