時代と共に
いよいよ来週末グランドオープンの運びとなりましたショールーム(旧事務所)ですが、トイレもリニューアルしたわけで。
ところで、最近のトイレが大幅に節水されていることをご存知の方も多いでしょうが、便座の高さが上がっていることは、あまり知られていないのではないでしょうか?20年くらい前の便器と比べると、床からの高さが2,3センチ高くなっているのです。日本人の脚が長くなった?ためなのでしょうが。(そういえば、私も含めて、欧米の便器に腰かけると、もっと高くて、床から足が浮いた経験のある人もいるんじゃないでしょうか?)
足の長さのことは言ってもしょうがない話なんですが、近年の、床からの高さの上がった便器は、実は足腰に不安のある人にとって、大変ありがたいものだということをお知らせしたかったのです。このところの低温異常気象の影響か、私もひと月近く腰痛に悩まされているのですが、便座は高い方が、立ったり座ったりが全然ラクチンだということに、改めて気付きました。
それともうひとつ。洗面化粧台の高さ。これもとても重要で、中腰で顔を洗う際に、非常に大きな影響があります。かつて流し台の高さが80センチ標準から85センチ標準に変わって久しいわけです(厨房に立つ男子が増えた今は90センチにしたいくらいです)が、なぜ洗面の高さが未だに80センチ標準なのか不思議です。(それも、この春、85センチの商品がようやく出てきたりしていますが。)時代や年代の要求に応えられる住まいづくりには、まだまだいろいろなことがありそうです。
2013年5月16日(木) 12:05