LIFE&MUSIC 桧山建設綜業 代表取締役 檜山良秀

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パネリスト

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先週、東京で開催されたファース全国大会の記念式典の中で、過渡期のオール電化というタイトルでパネルディスカッションが行われ、どういうわけか沢山の参加工務店の中からパネリストに指名されて、壇上に上げられている写真です。多分、全国に先駆けて、寒冷地の札幌で、エアコン1台だけで暖房するモデルハウスを建ててみて、期待通りの温熱環境が実現出来ていることが、皆の参考になるということだからだったんでしょうか。

ちなみに、私の左側に座っているのが、ファース工法開発者の福地さんで、右側が順に、東京の創業107年という老舗工務店の4代目、電機メーカーのエアコン担当のセールスエンジニア、東京電力の営業部長さんでした。

今や国策として、CO2削減のために、いわゆる電気の生炊き(入力エネルギーと出力エネルギーがイコールであること)から、ヒートポンプタイプの、入力エネルギーの何倍もの出力エネルギーを取り出せる機器への移行が図られています。わかりやすく言えば、これまでと同じ給湯或いは暖房にかかる電気料金が、例えば従来の温水器を、いわゆるエコキュートに替えると二分の一から三分の一で済むようになりますし、エアコンなどは10年くらい前のものから比べると、効率は倍くらい即ち運転費用(電気代)は半分くらいに減っています。そして、従来外気温の低い寒冷地では、暖房機として使うのは到底無理だと思われていたエアコンが、1,2年前からいわゆる寒冷地エアコンとして、外気温マイナス25度までOKとなってきているのです。

地球温暖化のせいか、近年は札幌のような夏の短い地域でも、エアコンを装備する住宅が増えて来ていますが、この寒冷地エアコンが採用出来れば、冬の暖房機であると同時に、夏はクーラーとして活用出来るということにもなりますから、こんな得なことはありません。しかも、春先とか秋から冬にかけて、ストーブを炊くにはどうも、というような端境期にも、エアコンは非常にコントロールしやすいものです。

但し、貴重な電気をエネルギー源とする住宅は、あくまでも、それなりの断熱気密性能が確保されていなければなりません。寒冷地は当然ながら、例え本州のような温暖地であっても、スカスカの住宅では電気代が無駄になるだけです。ファースの家のような高性能住宅でなければ、エアコン1台暖房などは無謀なことでしかないということは言うまでもありません。

2011年2月18日(金) 19:38

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