名店 絶品のビーフシチュー
ひと月ほど前になりますが、北見紋別のレストランまで、評判のビーフシチュー食べたさに、わざわざ行って来たという話です。
失礼ながら、道北の小さな街に、40年近く、これだけ本格的な洋食を提供し続けている店があることを、最近まで知りませんでした。
縁あって、そこの息子さんから、ご両親の営むレストランでは、いまだにちゃんとしたドミグラスソースを、丁寧に作り続けていて、息子としてもビーフシチューは自慢できる、と聞かされれば、片道300キロ以上だろうが、それはもう何としても行って食べねば!でしょう。
海辺に近い通りに建つ、いかにも昭和レトロな外観と格調ある内装。ちょうど昼時だったこともあって、かなり広い店内なのに、まさかの!?満員。
こちらが無知だっただけのことで、近隣はおろか、東京の芸能界にも知られる店だったようです。
20分ほど待ってようやく入店。厨房が客席フロアより一段低くなっているのは、お客様の顔を見やすいようにとのことです。
まずは大好きなオニオングラタンスープやコーンポタージュから、怒涛の食欲全開の始まり。画一的なファミレスや郊外チェーン店のものとは比べるのも失礼な本物。
これが噂のビーフシチュー。口の中でホロリと崩れるフィレと丹精込められたドミグラスソースは、想像を上回る、うっとりする美味さでした。
肉汁溢れるハンバーグと、どうしても味見したくて、欲張って追加したハッシュドビーフライス。これがまた、いわゆるハヤシライスどころではない、本物の洋食屋ならではのもの。
欲張りついでのデザート。プディングもシャーベットも当然手作りで、美味いの一言。最後まで納得の料理でした。
普段から特別なグルメでもなんでもないのですが、だから逆に、単純に美味いものは美味いと言える?かも。
簡単にお出かけくださいと言える店ではありませんが、おいしいものが好きな人はぜひ!