LIFE&MUSIC 桧山建設綜業 代表取締役 檜山良秀

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大地を畏れ、大地に感謝

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まだ東北の大震災の被害の全容もわからない中、大安吉日の日曜日、新築工事契約済のお客様の、地鎮祭が行われました。

一通りの儀式が終わった後、神主さんから、震災の被害は深刻で、自然は人智の及ばぬ怖いものだが、しかし、自然は恵みも与えてくださるのだから感謝しなければならない、というお話があって、こういう時だからか、随分心に響きました。そうですね。普段当たり前のように食べ、命をつないでいるものは、元は皆自然から恵まれているものだということを、つい忘れがちかもしれません。

それにしても、これから着工して行くにあたって、いろんな建材、資材、商品の納品が通常のように進むとはとても言えない状況なのも事実。工期が遅れるのではないか、まだ先が読めません。

2011年3月20日(日) 12:27

雪国では

太陽光発電が役に立たないと思っている人は、結構多いのではないでしょうか?

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ちょっと見ずらいかもしれませんが、今朝写した、モデルハウスの2月に入ってからの、日々の発電量ベストファイブ表示画面です。冬でも、晴れた日にはちゃんとこんなに発電しています。最高の2月15日の17.2キロワットに48円を掛けると、825円。一年のうち最も条件の悪そうなこの時期、毎日800円とはいかなくても、晴れれば日に何百円かは確実に稼いでくれているわけで、太陽光発電が「屋根の上の貯金箱」とも呼ばれるのも当然です。大体、住宅に関する設備で、お金を生み出すものは他にないでしょう。しかも、微々たるものかもしれませんが、国や企業とかいうことではなく、地球上の人類の一員として、個人的にCO2削減に貢献しているという、秘かな?満足感(それと若干の優越感?)も得られるというのが、太陽光発電というものであります。

2011年2月19日(土) 17:59

パネリスト

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先週、東京で開催されたファース全国大会の記念式典の中で、過渡期のオール電化というタイトルでパネルディスカッションが行われ、どういうわけか沢山の参加工務店の中からパネリストに指名されて、壇上に上げられている写真です。多分、全国に先駆けて、寒冷地の札幌で、エアコン1台だけで暖房するモデルハウスを建ててみて、期待通りの温熱環境が実現出来ていることが、皆の参考になるということだからだったんでしょうか。

ちなみに、私の左側に座っているのが、ファース工法開発者の福地さんで、右側が順に、東京の創業107年という老舗工務店の4代目、電機メーカーのエアコン担当のセールスエンジニア、東京電力の営業部長さんでした。

今や国策として、CO2削減のために、いわゆる電気の生炊き(入力エネルギーと出力エネルギーがイコールであること)から、ヒートポンプタイプの、入力エネルギーの何倍もの出力エネルギーを取り出せる機器への移行が図られています。わかりやすく言えば、これまでと同じ給湯或いは暖房にかかる電気料金が、例えば従来の温水器を、いわゆるエコキュートに替えると二分の一から三分の一で済むようになりますし、エアコンなどは10年くらい前のものから比べると、効率は倍くらい即ち運転費用(電気代)は半分くらいに減っています。そして、従来外気温の低い寒冷地では、暖房機として使うのは到底無理だと思われていたエアコンが、1,2年前からいわゆる寒冷地エアコンとして、外気温マイナス25度までOKとなってきているのです。

地球温暖化のせいか、近年は札幌のような夏の短い地域でも、エアコンを装備する住宅が増えて来ていますが、この寒冷地エアコンが採用出来れば、冬の暖房機であると同時に、夏はクーラーとして活用出来るということにもなりますから、こんな得なことはありません。しかも、春先とか秋から冬にかけて、ストーブを炊くにはどうも、というような端境期にも、エアコンは非常にコントロールしやすいものです。

但し、貴重な電気をエネルギー源とする住宅は、あくまでも、それなりの断熱気密性能が確保されていなければなりません。寒冷地は当然ながら、例え本州のような温暖地であっても、スカスカの住宅では電気代が無駄になるだけです。ファースの家のような高性能住宅でなければ、エアコン1台暖房などは無謀なことでしかないということは言うまでもありません。

2011年2月18日(金) 19:38

モデルハウスのオープンから2週間

蓄熱容量の大きなファースの家も、大分暖まって来たようです。今日はかなり冷え込んでいて、夕方には外気温が既にマイナス5度まで下がっていましたが、モデルハウスの中は快適そのもの。R0017047

室温が23度、床下と屋根裏が18度ですが、この時のフローリング表面温度は

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逆さまでちょっと見ずらいですが、21度でした。

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ちなみに、壁の温度21度、右手の扉を開けると涼しい物置(食品庫)の中は10度。

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2階はご覧の通り、室温20度、相対湿度40%

この時壁天井の表面温度は18度、床は19度でした。

昨夜、以前から書いている楽天広場の方のブログ(クラシックの愉しみ裏話)にも書きましたが、今回のモデルハウスは、まさしく、空気をデザイン出来る住宅への手応えを確かにしたと言えます。

2010年12月25日(土) 17:55

家を考え始める時に

ホームページ冒頭のイベント情報にも載っていますが、明日南あいの里のモデルハウスに、おそらく今札幌で一番の(ということは道内でも多分一番の)腕利きのファイナンシャルプランナーに来てもらって、住宅を持つときに失敗しないためのお話をしてもらいます。土地探しや間取り、デザイン、設備などを考える前に、まずしなければならないのが資金計画。普通は、予想される住宅建築費に対して、自己資金がいくらくらい用意できて、借入額についての月々の支払い額がどれくらいか、くらいしか話題にはならないと思います。

でも、そもそも、その予定建築額に、確固たる根拠はありますか?

家を持ちたいと考える動機には、いろいろあるでしょうが、基本的には、その家に住む家族の、将来にわたっての暮らしを想定しているはずです。すなわち、住宅を持つということは、一世一代のその時限りのイベントではなく、建て主の人生とその家族の長い歴史の中に、破綻なく組み込まれるものでなければなりません。

だとしたら、単純に現在の年収から支払限度額を算出して総予算を決めて取りかかることにはなりません。右肩上がりの経済ではなくなってしまった我が国の現実からは、将来の給料のアップをあてにすることが出来ないことは判るでしょうが、例えば実際に家を持って暮らしてゆくときにかかる光熱費とか維持修繕費、お子さんが成長するにつれてかかるであろう学費、35年ローンが当たり前にはなっていますが、今の仕事からリタイヤする時期は返済期間の前か後か、その時に年金はいくらくらいあたるのかとか、予測の難しさはありますが、まずは現在の家計状況を正確に把握して、将来にわたって本当に支払って行ける金額の見当をつける必要があると思います。

私たち建築屋は、お客さまの住宅建築そのものには自信を持ってお応えするわけですが、お客様とご家族の、将来にまでわたるお財布の中身のすべてまでは到底知りえませんから、ある程度のアドバイスまでしか出来ないものです。でも、(私たちにとっても)一番心配で、一番知りたいのは、本当に家を持ってやっていけるのか、でしょう。そういうことに専門的に応えてくれるのがファイナンシャルプランナーなのですが、この国の、まして建築業界には、まだまだ根付いていない分野であるというのが現実ではないでしょうか?

長くなりましたが、住宅を持つ時の本当の資金計画は、まずファイナンシャルプランナーに相談してから始めるものだということを言いたかったのです。ぜひ明日、モデルハウス見学と併せて、ファイナンシャルプランナーのお話を聞きに来てください。勿論、個別の資金計画相談は、究極の個人情報取り扱いとなりますから、真剣にご相談されたい方の場合は、彼が後日お宅に伺う形となります。で、肝心なことは、彼と私の関係(別に怪しい関係ではないのですが)から、個別の相談と回答に関しても無料ということ。どこでどんな家を建てるかに(桧山建設とも)関係なく、不安を解消するためのアドバイスをしてくれます。

まあ、本音を言えば、その相談の後、「HIYAMAの家」も候補に挙がってほしいものだとは思っていますけれど。

2010年12月18日(土) 12:52

今度の新しいモデルハウスには

ホームページをリニューアルしましたが、まだ操作が板についていません。まあ、そのうち慣れるでしょう。

ところで、あと一月ほどで公開予定の、2010HIYAMAのファースモデル。

従来の桧山建設の住宅とは、かなり趣を異にします。

コスト面や性能機能の面でも、かなり思い切った転換を図っていますが、かねて模索してきた床の仕上げに関して、ようやく自分でも納得出来るものを提供出来るようになりました。

フローリングの道産材に自然塗料仕上げした、マットな貼りあがりに、オーバーじゃなく、惚れ惚れしています。

そして、今日、階段が組みあがりました。踏み板は、南米産のパイン材ですが、滑りにくいように「うづくり」仕上げになっています。これがまた、輪をかけて、惚れ惚れしています。

家の中で、人が一番直接的に接するのが、足元。

この質感や暖かい感触は、足を踏み入れた瞬間に判るはず。お楽しみに!R0016708

2010年11月12日(金) 11:57

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