LIFE&MUSIC 桧山建設綜業 代表取締役 檜山良秀

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ミュシャとマーラーとクリムト

道立近代美術館に、ミュシャ展を観に行ってきた。作品は昔からクリムトと共に大好きなんだが、どちらもレコードのジャケットに比較的多く使われていたこともあり、作品が好きなだけで画家自体に特別な関心があったわけではない。自分でも何時、何故、ミュシャが視界に入ってきたのか記憶が定かではなかったが、展覧会場に入ってすぐ、彼の生年月日を見て我ながら納得した。マーラーと生まれた年も月も一緒(一週間違い)で、共にチェコ(マーラーはボヘミアの寒村、ミュシャはモラヴィアと微妙な違いはあれど)、当時のハンガリーオーストリア二重帝国ハプスブルグ王朝末期に生きた芸術家である。ついでに言えばクリムトは彼らの2歳下。クリムトとマーラーはウィーンでつながっているが、ミュシャとマーラーに直接的な接点があったかどうかは知らない。

ミュシャといえば、サラ・ベルナールのポスターで一躍パリの寵児になったせいか、ポスター画家の印象が強いし、実際あの独特のパステルカラーの美女たちにはウットリさせられるが、19世紀末から20世紀初めのころの、いろんな物品(自転車とか、香水とか、チョコレートとか様々)の商業宣伝広告も、実に大量に制作していて、とても面白い。しかしチェコに戻ってからの晩年の、スメタナのわが祖国に触発されたというスラブ叙事詩は、まさに畢生の大作というヤツだなあ。プラハは、やっぱり一度は行ってみたい場所だ。

2014年6月2日(月) 16:17

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