凍結深度と布基礎
こんにちは、齊藤です。
寒くなったり暖かくなったりと忙しい北海道ですが、明日からは本格的に冬がやってきそうですね。
さて、現在行っている工事で冬ならではの写真が撮れたのでご紹介します。
北海道などの寒い地域では「凍結深度」というものが定められています。
写真をご覧いただくとわかるように地面から30センチくらいのところで霜柱が出来ています。
これは土の中の水分が冬になると凍り、土壌自体が盛り上がってきます。
札幌近郊では基礎の一番底の部分を地盤面から60センチ以上深くしなければなりません。凍る層より深くすることで家自体が傾かないようにということですね。
これは家だけではなく、カーポートなども同じで柱を受ける束石の底が60センチになるように掘って設置します。
下の写真は本日の様子。「布基礎」と言われる立上りの部分です。
なぜ「布」と呼ばれるかですが、これは衣類の布とは別物で、建築用語で水平に連続しているものを「布」と呼びます。
コンクリートを流し込みながら、バイブレーター(青い服の方が持っている機械)で振動を起こし基礎の中に空洞ができないようにしています。
基礎工事は来週中頃までの予定です。
2016年12月5日(月) 19:23 北広島T様邸