LIFE&MUSIC 桧山建設綜業 代表取締役 檜山良秀

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金物工法ってまだそれほど普及してないんだってね

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HIYAMAのファースの家は断熱気密性能や、それで得られる空気環境が特長なんだが、構造としてのは基本は木造在来工法である。

とはいえ今の木造住宅で、在来かツーバイ(ほんとはツーバイフォー工法と言う)かの区別は、柱のサイズで見比べるしかないくらい、耐震強度を上げるために、床や壁を箱のように作るという、似通った造り方になっている。

ツーバイはスタッドと呼ばれる柱と床や壁を、ひたすら釘で縫い付けるわけだが、木造在来工法は伝統的に、ピン構造といって、地震国らしく、外からの力に対しては動いて逃げる、みたいな作り方であった。

それが柱や梁を繋ぐ際のホゾ組みと呼ばれる、複雑な仕口の組み合わせとなり、木材の断面欠損からは免れないことになっている。

あまり大々的にアピールして来なかったんだが、我が社では10年以上前から、構造強度上、この断面欠損にも注目し、今では当たり前のように、断面欠損の極めて少ない金物工法で、骨組みをこしらえている。

先日、たまたま木材屋さんとのプレカットの打ち合わせのとき、金物工法の普及度合いがまだ20%くらいだと知って、ちょっと驚いた。

常々、周りから、我が社の標準は他社の標準じゃないと言われることがあるんだが、これもそうなのかと、改めて思ったわけで。

なぜお客様にお願いして必ず構造見学会をやらせてもらっているかというと、ファースの家の空気環境がどんなふうな仕掛けで創られているか知ってもらいたいからだが、加えて、金物工法も改めて目の当たりにしてもらわなきゃならないと反省した次第。

2016年3月29日(火) 11:12

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