今年の仕事納めの日ですが
おかげさまで秋以降妙に忙しく、ブログに書きたいことは山ほどあったのですが、とうとう会社は仕事納めの日になりました。
かつてなかったことですが、いつもなら年末のご挨拶も兼ね、来年のカレンダーを携えて、お客様のお宅へ伺わせていただくのですが、今年は遂に一軒もまわることが出来ず、大変失礼してしまいました。
あらためて、今年お世話になった皆様に、一年の御礼を申し上げさせていただきたいと思います。
さて、今年あったことで、一番痛切に思ったことは、やはり、家は買うものではない!ということです。例のマンションの杭偽装問題でお解りのように、どういう過程で造られたか知りもせずに「家を買う」ということが、いかに危ういことであるか。
家は「建てる」ものだったはずです。
いつ頃からか、マンションから始まって、家を買うという言い方が広まり、戸建の建売住宅は言わずもがな、注文住宅と言いながら、多くのハウスメーカーは企画住宅を大量に「販売」して来たわけです。
洋服には完全オーダー、セミオーダー、出来合いの大量生産品があり、食べ物にも同じような分類が成り立つでしょう。
衣食住、それぞれ人が生きてゆく上で欠かせないものであり、生命の維持に直結する大切なものですが、住だけは消費材とは言い難いものです。
簡単に買い替えがきくものではない「住まい」。高耐久であって、健康を阻害せず、住んでからの経済的負担が少なくあるべき「住まい」に対して、「買う」という発想は、明らかに間違いだと思います。
なので、来年、自分としては、今更ながらですが、「家は買うもんじゃないよ!住む人と造る人が力を合わせて建てるものなんだよ!」キャンペーン?を張って行きたいと思っています。
2015年12月26日(土) 10:35