水の話 その1
普通、外の散歩などから帰ると、犬は水を飲むものだが、ジュリはあまり水を飲まない犬だった。
2か月ほど前、ひょんなことで、我が家のキッチンにアルカリイオン浄水器を取り付けた。昔からある、水を電気分解してアルカリ水に変え、4分の一ほどの酸性水も出てくるヤツだ。(因みに酸性水は、ご婦人の洗顔用に最適らしい)
能書き的には、体内の活性酸素を減らし、老化防止に効くということだが、たしかにこのアルカリ水で淹れるコーヒーは美味い。冷めてもマイルドで美味い。花にやると心なしか元気になって、色が鮮やかになったような気もする。しかし、もっと驚いたのは、この水ならジュリが飲むのである。
動物は、理屈やカタログの能書きに左右されるわけではないから、この水がいい水であるという証明みたいなものだと思っている。
人が一日に摂取する空気の重さが、食物の10倍以上にのぼることから、空気の質に注目したファースの家を造り続けているわけだが、生きてゆく上で、これも欠かせない水の質についても、考えておくべきだろう。
2015年6月25日(木) 19:21