LIFE&MUSIC 桧山建設綜業 代表取締役 檜山良秀

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自己嫌悪

陽水の有名なアルバム「氷の世界」に入っている歌のタイトルだが、CDに復刻された当初、歌詞に問題ありという自主規制みたいなものがあったようで、全13曲が全12曲となって省かれていたことに憤ったものだ。

最近、我が国初のミリオンセラーアルバムとして、発売40周年記念CDが出たが、そこには復活している。おかしなものだ。たしかに、いきなり「めくらの男はぼんやり見てる」という歌詞で始まるわけで、差別用語はダメだみたいなことだったんだろう。じゃあ、なぜ今復活したのか、記念アルバムだからいいとでも言うのか、変な話だ。歌詞の文脈に関わらず、言葉狩りみたいなことが横行するのは、やはり社会全体が偏狭になっているからではないか?

それより、4番まである歌詞の4番目の方が、タイミング的にはオヤ?と思わせるものがある。

歌えぬ男は怯えるばかり 明日の仕事は南か北か ここまでおいでと誰かの声が どこまで行くのだ貧しい足で

一度頂点を極めた者が陥る創作の地獄を、多分陽水も味わったことだろう。覚醒剤に走ったASKAの地獄は、いつの時代も変わらないということか。

2014年5月27日(火) 17:28

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