先日、リニューアルされたキッチンメーカー(K社)のショールームをお借りして、久々にIHの学習会を行いました。10年以上前のIH普及黎明期と比べると、今はIHという単語を知らない人も少なくなりましたし、使っている人も相当増えました。それでも、実際に我が家に採用するとなれば、あまり見たり使ったりしたことがないので不安があるとか、さて導入してはみたけれどマニュアルはなかなか消化できなくてレパートリーが広がらないとか、かなり使いこなせるようになっているけれどもっと高度な裏技はないのかとか、言わば初級から上級までの要望が出てくるものです。今回集まってくれた方々は概ね初級から中級の方たちでしたが、案内板の前でピースサインしているのは、初心者ですかね。
お客様たちの傍で係の人の説明をそれとなく聞いていましたが、使い勝手にしても、調理後試食させてもらった料理の出来にしても、最近のIHは随分進化していると実感しました。
ところでこの数日後、今更ながら、生火の無いIHの安全性を自ら確かめる羽目になりました。
ご承知のように目下事務所の大改装中なのですが、たまたま旧事務所部分の流しでお湯を沸かしながら、ついでに周りを整理していたときに、ビニール袋を何気なくそのガスコンロの火の近くに置いてしまい、炎の熱で焼け溶け始めたのに気づいて慌てて取り除こうとしたときに、溶けたビニールが手に付いて軽い火傷をしてしまいました。我が家でも長いことIHを使っているので、いつのまにかコンロの傍に可燃物を置いても気にしない癖がついてしまっていたのですね。生火にはくれぐれもご注意を!